ペア・集団データにおける階層性の分析

今年度の対社心研がアップされています。
去年度勉強したHLMや混合モデルについてと、SASにおける動かし方、解釈の仕方についてまとめてます。
ペア・集団データにおける階層性の分析
PDFになっていて、全文読めます。興味ある人はどうぞ。
ただ、一応「社会心理学」への適用という文脈で書いてますので、その辺はあしからず。
この論文書いた後に二段抽出モデルを知ったので、それを反映できなかったのが残念。上の論文ではペアワイズ相関分析とHLMの比較をしてますが、二段抽出モデルはその両方の利点を持っています。
ただ、二段抽出モデルは変量効果を導入しているわけではないので、母集団への一般化といった部分ではHLMより弱いところがあります。ただ、変量効果を導入さえすれば、階層性の分析としては無敵になるはずです。そのプログラムを書けばすごいんだろうけど、僕の知識と能力を超えています(涙)。
今年度は統計学から離れて、ゲーム理論をがんばります。

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