直しても直しても・・・

なんか、読めば読むほどつっこみどころが見えてくるという地獄のような日々を送っています。でもそろそろ送らないとな・・・。
それでも初稿よりはだいぶマシになっていると思いたい。思いたい。
23歳の大学生から、悩み事があるから聞いてくれとスカイプしたら「フッサールが何を言いたいのかわからない!」とかいってて、他に悩むことあるだろうとつっこみつつ。
で、読み返してみたら確かに矛盾してるのかどうなのかもわかんないような書き方になっている。むぅ。まぁ、繰り返して読んでみたところで何か見えてくるというわけでもなさそうだが。
でも、読み返していて、別の発見もあったからよかったよかった。


今から思えば、学部時代から悩んでいた心と社会の階層性について、とりあえず答えが見えてきたかなぁと思えるところまできた。
やっぱり心と社会は階層なんかじゃなかったのだ。結局は視点の問題。部分と全体の問題というのは、視点が異なることによる見せ掛けの論理矛盾であり、それを解こうとしても無駄なのだ。そもそも同じ論理空間じゃないから、アポリアに見えるのだ。
つまりは、視点以前の問題に立ち返る必要がある。何かの視点に立つということそのものを問わなければならない。それにより、見せ掛けのアポリアは解消し、部分-全体問題は消滅するのだ。
心と社会の問題が解決することによって、社会心理学はどのように姿を変えるだろうか。あまり変わらないような気がする。問題が解消するということは、研究の終わりを意味しないのだから。

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