第7回 広島社会心理学研究会のお知らせ

第7回 広島社会心理学研究会のお知らせ
 広島大学大学院総合科学研究科社会心理学研究室では、
主に若手の社会心理学者で活発に議論をする場を設けるため、
広島社会心理学研究会を開催しています。
 第6回として、下記の要領で研究会が開催されますのでお知らせします。
 あまり形式にこだわらない、自由な雰囲気での議論ができればと考えています。
多くの方のご参加をお待ちしています。
日時:2013年 3月16日(土) 15:00~17:30
場所:広島大学(東広島キャンパス) 総合科学部A棟3階 A312(いつもと部屋が違います!ご注意を)
http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/access/higashihiroshima/
研究会後、懇親会も予定しています。
参加ご希望の方は人数の確認のため前日までにご連絡ください。
発表者:中島健一郎(長崎女子短期大学幼児教育学科)
発表題目:被排斥者への共感プロセスにおける心理的痛みの伝染と制御
発表概要:
保育者養成では,保育者が子どもの存在を受け止め,子どもの心持ちを感じ取ることが重要視されています。
しかし,子どものさまざまな心のありようを共感することが,結果として保育者自身を苦しめることにつながるかもしれません。
具体的には,人とのかかわりの中で傷ついた子どもに共感を示すことによって,保育者もまた心に傷を負っている可能性が
あります。このような心の傷の“連鎖”は実際に存在するのでしょうか。発表者は,この問いを出発点とした上で, (1)被排斥者
に共感を示すことによって,被排斥者の心理的痛みが共感する側の個人に伝染するかどうか,そして仮に心理的痛みが伝染
する場合,(2)その痛みをどのように制御すれば良いのか明らかにするために,女子短期大学生を対象とした実験を行いました。
本発表では,その内容について報告させていただきます。そして,皆様方からのご意見,ご批判を仰ぎながら,共感に伴う
心理的痛みの伝染と制御について再考したいと考えています。よろしくお願いいたします。

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