Rを使って,SPSSデータをcsvファイルに変換する方法

 SPSSが入っていないパソコンで,どうしてもSPSS形式のデータが見たいけど,開けない・・・・そんな経験がある人もいると思います。

 まぁ僕は分析にHADを使ってるので,そういうことがよくあるのです(汗)。HADユーザーですでにSPSSがPCに入っていない(あるいは期限が切れている)人はこの記事の内容を知っておくと便利です。

そこで登場するのが,Rを使ってSPSSファイルをCSVに変換しちゃう方法です。

 Rはインストールを避けるPortable形式のものもあるので,どんなパソコンにでも入れられます。Rユーザーでなくても,ちょっと基本的な使い方を知っているだけでいざというときに役立ちます。

まずRを立ち上げて,foreignパッケージが入っている確認しましょう。入ってなかったら入れておきます。ここではパッケージの入れ方は説明しません。foreignパッケージが入っていたら,以下のコードを書きます。

library(foreign)
dat<-read.spss("C:\\・・・\\ファイル名.sav", to.data.frame=TRUE)
write.csv(dat,"C:\\・・・\\csv_data.csv")

 上のコードで,C:\\・・・のところには,ファイルのパスを書きます。ファイル名はもちろん,SPSS形式のファイルのファイル名を書きます。

 read.spssという関数は,sav形式のファイルを読み込むための関数です。また,write.csvという関数は,データをcsv形式で出力するための関数です。

 以上で,昔SPSSで分析したデータをHADや別のソフトで分析したい,という場合の対処法です。おそらくほかにももっとスマートな方法があるかと思いますが,一案ということで。

 

 

This entry was posted in HAD. Bookmark the permalink.

Rを使って,SPSSデータをcsvファイルに変換する方法

  1. Pingback: Mizumoto Lablog | SPSSが入っていないMacでsavファイルを変換する方法