HADのセミナーが10月19日(土)に比治山大学で行われます。
場所などの詳細は,比治山大学の前田先生のHPを参照ください。→ 前田先生のブログ
◆HADって何?
HADとは,清水が作ったフリーの統計分析用プログラムです。Excelのマクロで動くため,学部生でもすぐ使えます。HADについては,こちらの記事を参照してください。
◆セミナーの内容
セミナーでは,HADの基本的な使い方,便利な使い方,多変量解析などの複雑な分析方法などについて一通りお話しします。
◆当日のタイムテーブルは以下のような感じです。
13:30-15:00 第一部「HAD入門」
HADに触れたことがない方やあまり使ったことがない方を対象に、ソフトのコンセプトから基本的な使用法、ならびに便利な機能をじっくりと説明します。
- 話す内容:HADの起動からデータの読み込み,記述統計量の算出,平均値の差の検定,相関係数の算出,分散分析などの基礎的分析と,HADの便利機能の解説
15:00-15:30 休憩・質疑
- 第一部の内容についての質問などをうけつけます
15:30-17:00 第二部「HADで多変量解析
- HADの特徴として多様な多変量解析への対応があります。ここではよく使われている多変量解析から(時間があれば)高度な解析まで解説していきます。
- 話す内容:回帰分析,媒介分析,因子分析,クラスタ分析,対応分析,一般化線形モデル,その他HADのマニアックな機能の紹介
17:00-17:30
- ディスカッション:第二部についての質疑応答や,時間があればより高度な分析法(階層線形モデル)について解説します。
◆本セミナーでは,以下のような人をイメージして行われます。
- 大学でしかSPSSなどのソフトがないので,家でもデータ分析がしたい学部生や院生
- 十分な数のSPSSアカウントがないため,学生の指導が大変な大学教員
- SPSSでは不便,あるいはできない分析(媒介や調整分析)などを楽にしたい研究者
- すでにHADを使っているが,使い方をもっと知りたい方
後半は多変量解析の知識をやや必要としますので,学部生は前半の第一部だけ参加するのもいいと思います。ご自分の興味や知識にあったタイミングで参加していただければと思います。