HAD11.21をアップしました。

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今回のバージョンアップでは,順序カテゴリカル変数と連続変数の相関係数であるポリシリアル相関係数を計算できるようになりました。

それにともない,カテゴリカル因子分析でも,順序カテゴリカル変数と連続変数を組み合わせて分析できるようになりました。例えば,カテゴリデータと連続データの合成変数を作りたい,という場合にも便利です。

また,カテゴリカル因子分析の因子得点の算出法はEAP(期待事後分布)法を用いていますが,計算に積分が入っているため,因子数が増えると計算時間が16の因子数乗だけ増えていました。実際,1000のサンプルサイズで4因子以上になると20分ぐらい計算に時間がかかることになります。5因子だとそれの16倍,つまり5時間かかることになります。

そこで,積分計算を区分求積法ではなく,モンテカルロ積分で代用する方法を追加しました。モンテカルロ積分は制度は若干落ちますが,計算時間は因子の3乗程度しか計算時間が増えませんので,1000サンプルサイズ4因子でも2分ぐらいで終わります。5因子でも5分ぐらいで終わると思います。

とりあえず,カテゴリカル因子分析の因子得点の計算法についてはまだまだ課題があるので,MAP法も導入しようと思います。

 

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