HAD12.20をアップしました。
今回のバージョンアップでは、テキストマイニング用ソフト、TTMとの連携機能(TTM2HAD)が追加されました。
TTMはテキストデータをMecabを使って分かち書きし、単語ごとの度数などを集計してくれるソフトウェアです。また、キーワードやストップワード、同義語を設定することで、細やかな分析が可能です。
今回の連携は、TTMをExcel上で動かす、ExcelTTMの出力データをHADから読み込んで、HADに搭載されている様々な多変量解析を実行できるようにしたものです(TTM2HAD)。
TTM2HADでは、ExcelTTMで出力される、ttm6という出力をHADから読み込み、データを変換してHAD内に保存します。一度保存したら、TTM2HADから単語の集計、クラスタ分析、多次元尺度法、対応分析などの多変量解析を、直接分析することができるようになります。
これによってテキストデータを数量化することができるので、HADでもテキスト分析が簡単にできるようになりました。
TTM2HADの使い方については、後日記事をアップする予定です。
ここではイメージを掴んでもらうために、いくつか画像を載せておきます。
TTM2HADの画面。使用する品詞の選択などはここでもできます。
単語ごとの類似度を評価して、多次元尺度法やクラスタ分析が可能です。
また、クラスタ分析でまとめた単語のクラスタと、回答者とのクロス表を用いて、対応分析も実行できます。
回答者ごとに次元得点を保存すれば、テキストデータを数量化したデータを得ることができます。これらを使って、回帰分析や相関分析など、連続変量との関連も見ることができるようになります。