HADに12以降で,分析結果が間違える不具合が見つかりました。
共変量を含む分散分析で,参加者内要因と交互作用項が入っている場合,単純効果分析の結果に誤りが生じます。具体的には,各群の推定平均値,標準誤差,信頼区間などが間違えていました。単純効果のSSやMS,単純効果の主効果の検定結果などは正しいです。
HAD12以降で,共変量を含んだ分散分析を実行した人は,今一度,最新バージョンで分析をやり直してください。またできれば商用ソフトとの整合性を確認してみてください。
なお,HAD12.212以降では,これらの不具合は修正されています。
不具合があったこと,お詫び申し上げます。
以上です。