HAD12.30をアップしました

 
 

 

HAD12.30をアップしました。HADについてはこちらの記事を参照してください。

12.30では,主に以下の機能が追加されました。

  • ほとんどの効果量(相関係数,d,η2乗,クラメールのV,級内相関係数など)に95%信頼区間を表示するようにした。
  • 基礎統計分析(分析ボタンからはじめるもの)に,主成分分析と対応分析を追加した。それに伴い,因子分析の内部にあった主成分分析は「主成分法」と名前を変え,対応分析は「等質性分析」に名前を変えた。
  • その他,基礎統計分析のメニューの配置換え,統合し,使いやすくした。

このように,基本的には基礎統計分析のメニューをいくつか変更しました。

主成分分析は,因子分析のメニューから実行するようになっていましたが,因子分析と主成分分析は別物であることを認識してもらうため,正式な主成分分析を分析ボタンから実行できるようにしました。

対応分析は,クロス表のカテゴリを数量化する方法です。これまでは多変量解析の対応分析の「クロス表型データ」を選択して実行していましたが,手続きが煩雑なので,基礎統計分析からダイレクトに実行できるようにしました。それに伴い,多変量解析版のほうを,等質性分析という名前に変えました。これはSPSSとの整合性を意図しました。

また,これまでHADではη2乗やクラメールのVなど,F値やχ2乗値を検定統計量とする効果量の信頼区間は表示していませんでした。今回,ほとんどの効果量の信頼区間を表示できるようにしました。

その他,12.2シリーズにあった不具合を修正しました。大きいところで言うと,変数名にアンダーバーがあるとマルチレベルSEMが実行できなかった不具合を修正しました。

 
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