昨日本屋によったとき(英語の教材を買いに行ったなんて言えない)、見つけたので買ってしまいました。
近々でると言われてたけど、もうでてたとは。
構造構成主義の展開―21世紀の思想のあり方 西條 剛央、 他 (2007/01) 至文堂 |
構造構成主義はメタ理論の1つで、そのメタ理論としての実践的展開をさまざまな分野から紹介、考察した本です。
何度かこのブログでとりあげてみた構造構成主義ですが、これから科学をやる人にとって、おさえておくべき教養のようになっていくんだろうと思います。もちろん、知っていないとダメってわけじゃないだろうけど。
実は今週末、次世代人間科学研究会だったっけな、そんな研究会に参加してこようと思っています。初参加だけど、今回が最終回だそうで。
科学哲学とかを人とあまり議論できなかったので、いい機会だし、楽しみにしています。排他的な会じゃなければいいなぁ。
僕は社会心理学者(の卵?)なので、社会心理学的にどのような展開ができるかなぁと興味を持っています。
実際、社会心理学では社会的構築主義と実証主義という信念対立がおこっていて、タイムリーな話題であるように思います。この問題について、到底無視はできないだろうし、「どっちかだけが正しいんだ」というのも視野が狭いように思うのです。
どっちの立場も、現象や、研究者の興味関心、解決を求めている人々の目標などによって、有効な場合とそうでない場合があるはずだし。スタンダードな解決法ばっかりでは、結局、問題を抱えている人は納得も解決もしないはずだし。
個人的には、コミュニケーション理論のメタ理論として活用できるのではないかいうアイディアがあったりします。科学論だけじゃなく、コミュニケーション全般において通用するんじゃないかと。そのあたりが話できればいいなぁ。