HAD14.701をアップしました。HADについてはこちらの記事を参照してください。
※HAD14以降の因子分析で,斜交回転時の共通性の出力に間違いがあることがわかりました。本来は独自分散を1から引いて計算しますが,14以降は,回転後の負荷量の2乗和で計算されていました。回転前や直交回転の場合はこの計算でも共通性と一致しますが,斜交回転の場合は一致しません。申し訳ありません。
なお,因子負荷量の推定と出力は間違えてないことを確認しています。なので,尺度得点や因子得点の推定なども間違いはないです。
14以降をお使いの方は,すぐに14.701をダウンロードして使用してください。
14.701では,以下の機能追加と修正を行いました。
・因子分析の共通性の出力の不具合を修正しました。
・一般化線形モデルでベータ二項分布とガンマ分布を選択可能になりました。
・一般化線形モデルの近似R2乗値として,残差逸脱度を用いたものを採用しました。
・分析コードを複数実行する場合,同じ分析が繰り返して実行される不具合を修正しました。
・t検定時に説明変数にフィルターを変えると分析が止まる不具合を修正しました。
修正点は以上です。