10.3をアップしたのもたった1か月前ですが,10.4をアップしました。
10.4では,行為者-観察者相互依存性モデル(Actor-Partner Interdependence Model; APIM)をHAD上で分析できるようになりました。
APIMはペアデータ分析の一種で,ペアデータの相互依存性を行為者効果と観察者効果をそれぞれ検討する手法です。APIMについてはこちらの記事を参照してください。
行為者効果は個人内効果で,観察者効果はいわば個人間効果です。イメージとしては,以下のようなパス図のモデルを検討する手法です。
カップルの援助行動が,互いの信頼に影響するかを検討したモデル(仮想データ)です。パートナーへの援助行動は相手の信頼を促進することがわかります。
なお,このパス図はHADで実際に出力されるものです。
変更点は以上です。