そういえば書いてなかった、フォーラムの記事。
橋本剛先生がゲストで、「大学生のためのソーシャルスキル」という本の内容について。
ソーシャルスキルの話をすると、必ず「適応」、「適切性」、「測定」の話になる。
このあたりはソーシャルスキルだけの話ではないんだけど、特に重要な項目になるんだろう。
特に適応と適切性については、もうちょっとメタ的に考えないとたぶん見えてこない。社会心理学全体に関わる問題だと思うし。
社会心理学は個人の適応と社会の適応という二つの視点が入り込んでくるので、とってもややこしい。僕が考える限りでは、適切性は後者に関わってきてて、いわゆる「適応」とか「効果性」は前者に関わってくる。これらは矛盾するときと矛盾しないときがあるのに注意が必要。
いつでも矛盾するわけじゃないのだ。具体的には、社会的ジレンマ(PDでもいいし、交換葛藤といってもいい)のときだけ矛盾して、それ以外は実は矛盾しない。ジレンマ状況をすべてに一般化してしまうのは、危険だし、どうもその方向に議論がすすみがちな気がしてならない。気がするだけかも。
そういう条件をもうちょっと整理したほうがいいのかなぁと個人的に思ってました。
あ、なんか久々にこういう記事書いた気がする。
では。