ゴフマン読書会

今日はお昼からゴフマン研究会。
お昼からだから夕方は時間があくかな~と思ってたら、8時前までやってました。6時間かよ・・・。どんな長いねん。
今回読んだのは「集まりの構造」。

集まりの構造―新しい日常行動論を求めて 集まりの構造―新しい日常行動論を求めて
E.ゴッフマン (1980/12)
誠信書房

この商品の詳細を見る

日常的な会話場面における行為の適切・不適切の問題について、事例を色々挙げながら読み解いていく。
行為そのものに意味があるのではなく、状況に適合的かどうかによって適切・不適切が決定される。
ここで注意が必要なのは、状況ごとによって色々だよね、的ななかばあきらめに似た展開がされているのではなく、状況をもっと積極的に扱おうというポジティブな思考なのだということ。複雑なものを複雑なままで考え抜こうという姿勢が見られる。
僕としては複雑なものを単純なルールの組み合わせで考えられないか、という姿勢をとりたい。行為の適切・不適切を規定する状況論をモデルで扱うためにはその方法しかないと思っている。しかし、そのためのツールはまだ準備されていない。
ないなら、作るしかないよね、と。

This entry was posted in 研究生活. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Note: 他の人のコメントに返信したい場合は,[Reply to 名前] のボタンを押してください