ただの振り返り記事です。
もう生まれて40年になりました。早いもんですね。
40歳は不惑といいますが、自分的にはまだまだ未熟感がすごいですね。
でも一方で、研究者としてはいろいろ考え方が最近変わってきました。自分がどういうキャリアを歩むかは予想ができてしまう時期でもあるし、この業界ではいわゆる「若手」ではない世代(たとえば科研費なども40歳未満が若手あつかい)ですし。院生も来年から博士課程に進学(予定)するし、そろそろ僕も中堅、あるいは研究室運営を考える側の立場になってきたなという感じがします。
今年はいろんなことがありました。
まず5月に母が亡くなりました。30代で母親を亡くすのはそこそこ早いほうでしょうか。なにも親孝行的なことはできなかったのはいろいろ悔やまれるところもあるけど、母が昔からの夢だった「息子が関学の教授になる」ことをかなえてあげられたのはよかった。兄が医者になることも喜んでいたし、その兄が最期に主治医になれたこともよかった。どちらも関西にいたし、ずっと兄がそばにいてもらえたことも、僕がそこそこ会いに行けたこともよかった。
思えば関学は中学のころから10年大学まで通い、ポスドクで3年、教員として6年の合計19年。いまはほぼ人生の半分は関学にいるタイミングで、これからは関学人生のほうが長くなっていきますね。母校の学生を指導できることは本当にやりがいがあって楽しいですね。
コロナの影響はいろいろあるけど、僕に限って起きたことはあまりないので特に振り返ることはないけど、オンラインでやることの良さがわかったり、限界がわかったりしました。とりあえず僕は対面の研究会や学会が好きなんだなと再確認しましたね。
今年のポジティブなことは、院生が学振DC1に内定が決まったこと、また院生たちが日本社会心理学会の若手研究者奨励賞をとったこと、がとてもうれしかった。それらは僕が院生時代にとれなかったものだから、なんか院生たちが自分を超えていってくれてるのがうれしい。
自分のことでいえば、ひさびさに学会賞をもらって、院生の指導だけじゃなくて僕自身ももっと研究頑張っていかないとなという気持ちを新たにしました。研究の範囲自体は心理学以外の分野にも広げていって、友達100人作って、楽しんでやってきたいと思います。まだまだ成長していかないと、若い院生たちにどんどん追い抜かれてしまう。
というわけで、40歳というのは結構大きな区切りかもしれないと思って記事にしてみました。これからの清水をご期待ください。いやーでも期待されるときついかな。適当にみておいてください。