社会心理学会での発表

さて、心理学会および社会心理学会が近づいてきました。
今回は心理学会は発表しません。時間が取れなくて・・・。
社会心理学会では、口頭発表とワークショップをやります。
口頭発表は、「投資行動に対する評価に及ぼす意図性と固有性の効果」というタイトルで発表します。親密な他者に対する投資行動は、ただ高価なものをあげればいいというわけではありません。
本研究では、かけがえのない(固有性の高い)他者に対しては、意図的でコストを自ら払った投資行動が適切である、と判断されるという仮説を検証します。
結果は、概ね仮説を支持するものでした。つまり、固有性が高い他者には投資することの意図性が、プレゼントの物理的価値よりも重要であることを示しました。
ワークショップは、「構造構成主義は社会心理学にいかに貢献しうるか」というタイトルで、構造構成主義の提唱者である西條剛央さんと企画しました。
僕の発表は、コミュニケーションにおける共通了解可能性を前提とすることによるパラドックスの問題、またそれは構造構成主義のロジックによって解消できる、という話です。
西條さんの発表は、構造構成主義をメタ理論にした質的研究の可能性についてです。質的研究の科学性をいかに担保するか、そしてそれをどのように応用するか、という話です。
口頭発表・ワークショップ共に2日目です。ワークショップは13時15分からのセッションです。構造構成主義に興味のある人は是非参加してみてください。

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