HCS@浜松

浜松のHCS(ヒューマンコミュニケーション基礎研究会)に行ってきました。
電子情報通信学会のサブ研究会ということもあり、工学の人が結構多いです。
一口にコミュニケーションといっても、いろんな切り口があるんだなぁと勉強になります。
ロボットの視線の向け方が伝えるメッセージについてとか、会話の「場」を定量的に扱おうとか、
いろいろ野心的な研究が多かったです。
ただ残念なのは、心理系の人と工学系の人のコラボ的な話がでないんだなぁ、ということ。
あるいは、心理学の立場と工学の立場をもっとぶつけ合ってもよかったんじゃないかと。
どうしても「あっちはあっち、こっちはこっち」で終わってる気がする。
朝食中に工学の人が言っていた話で、
「軍隊について、何が軍隊なのかを考えても戦争に勝てない。軍隊を知るということは、
軍隊が何なのかではなくて、軍隊をどう使うか、ということだ」というのがあった。
わかりやすいたとえだなぁ、と思って感心していた。
でも僕の志向性としては、「なぜを問いつつ、どうしたらいいのかを提案する」というスタンス。
HOWだけを考えるのはどうも性に合わないなぁ。消化不良になる。
でも、WhyやWhatばっかりでもお腹がすくという。
だから僕はここにいるんだろうな。

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