無事SPSPから帰ってきました。といっても、メルボルンにですが。
今回のSPSPの流行は、カルチャーについては社会階層や人種との関連が多かったです。
親密な関係では拒絶感受性が愛着の関係不安を予測するとか、そういう話が多かった。
親密な関係だけでなく、サイバーボールパラダイムを使った排斥研究が目立ちました。
モラル系は昨年ほどの勢いはなく、あまりピンとこなかったような。
脳系も去年に比べたら減ったほうかもしれない。
とまぁ、毎年流行り廃りがコロコロ変わる学会ですが、だからこそ毎年行く意味はあるのかなと思います。
アメリカ的なスタイルはあまり肌に合いませんが、流行を知っておくのはそれとは別に重要なことなので。
というわけで、SPSPの簡単なおさらいでした。なんだかんだとポスターのハンドアウトは結構持って帰ってたりします。
シンポジウムでは不平等セッションが面白かった。
アメリカ社会がなぜ不平等を受け入れているのか。その問題について、いくつかの視点から切り込んでいくものでした。
一つは、知能の生得性信念、もう一つは選択の自律性、あとは社会階層と人種、でした。
社会心理学もこれからはインドかもしれません。
あとGene-Cultureの共進化の話もありました。でもまぁ知ってる話だったけど。
そんな学会でした。