NSP(名古屋社会心理学研究会)で発表します

タイトルのように、名古屋大学のNSP(名古屋社会心理学研究会)で発表します。
内容は日本心理学会でやった、小講演+αです。
お時間ある方は、ぜひご参加ください。
以下、学会MLで流れたものをそのまま添付しています。
名 古 屋 社 会 心 理 学 研 究 会 の お 知 ら せ
前略
 お世話になっております。名古屋社会心理学研究会事務局の中山です。
 2011年度第3回の名古屋社会心理学研究会を下記の要領で開催いたしますので,ご案内させていただきます。ご多忙中のこととは存じますが,多くの方にご参加いただけたら幸いです。
 また,研究会終了後にお食事会を開催いたします。ぜひ,みなさまにご参加いただければと存じます。年末にあたり,お食事会の参加人数を事前に把握しておきたく存じますので,お食事会へご参加いただける方は,11月25日(金)までに事務局担当中山
(nagoyayoshidalab(at)gmail.com) まで,ご連絡くださいませ(研究会のみご参加の方は事前の連絡は結構です)。
草々

日 時:2011年12月10日(土)15:00~17:00
場 所:名古屋大学教育学部1階大会議室
(会場へのアクセスは下記のURLをご参照ください)
演 者:清水裕士氏(広島大学大学院総合科学研究科)
題 目:友情を支える適応論的・社会心理学的メカニズムの検討
発表概要:
 親密な関係では他の関係に比べて多く利他行動が行われるが、その適応論的メカニズムとして互恵的利他主義があげられる。継続的な関係では、相手からの返報を期待できるので互恵的に利他行動をすることがともに適応的だからである。しかし、親密な関係では「見返りを求めずに利他行動すること」がよしとされる信念、つまり非互恵的利他主義の信念が共有されていることが社会心理学の研究で指摘されている。
 では、親密な関係において人々はどのようにして非互恵的利他主義の信念を共有しているのだろうか。この問に答えるために、本研究では同性友人関係における「かけがえのなさの感情」に注目する。そして、かけがえのなさの感情が相互に高まることで、非互恵的利他性の信念が共有されるというモデルを提案する。
 最後に、親密な関係性に対する、適応論的な心のメカニズムと社会的相互作用のダイナミクスの両アプローチの有効性について議論する。
※本研究会は,東海心理学会との共催です。
名古屋社会心理学研究会事務局 担当:中山・平島

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