第5回 広島社会心理学研究会のお知らせ

第5回 広島社会心理学研究会のお知らせ
 広島大学大学院総合科学研究科社会心理学研究室では、
主に若手の社会心理学者で活発に議論をする場を設けるため、
広島社会心理学研究会を開催しています。
 第5回として、下記の要領で研究会が開催されますのでお知らせします。
 あまり形式にこだわらない、自由な雰囲気での議論ができればと考えています。
多くの方のご参加をお待ちしています。
日時:2012年 10月20日(土) 15:00~17:30
場所:広島大学(東広島キャンパス) 総合科学部事務棟3階 第一会議室
http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/access/higashihiroshima/
  ※今回も西条のほうです。
研究会後、懇親会も予定しています。
参加ご希望の方は人数の確認のため前日までにご連絡ください。
発表者:横田晋大(広島修道大学人間関係学科)
発表題目:血液型性格判断と病原体回避傾向
発表概要:
 日本人であれば、他人を血液型で判断したり、他人から血液型で判断されたりした経験は、一度ならず体験したことがあるだろう。血液型は、他者とのコミュニケーションを取る際に重要なツールとして使われてきた。その背後には、血液型と性格が深く関連するとの信念が存在する。しかし、多くの社会心理学者により、血液型と性格との関連には科学的な根拠はないことが示されている。このような功績があるにも関わらず、日本社会には
“血液型で人が分かる”との信念が払拭されてはいない。これまで、バーナム効果をはじめとして、血液型性格判断が起こる心理メカニズムについての仮説はいくつか提出されてきた。だが、なぜ日本社会において血液型で性格を判断する傾向が無くならないのか、との問いを扱った知見は数少ない。本研究では、適応論の観点から、血液型性格判断が病原体回避傾向の表れであるとの仮説を提唱する。
連絡先:
広島大学大学院総合科学研究科 清水裕士
Tel:082-424-6578
E-mail: simizu706[at]hiroshima-u.ac.jp
    [at]を@に変えてください

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