HADとは

 
 
 
 
 

 

HADについて

HADは、主に心理統計分析を行うためのフリーソフトウェアです。

相関やクロス表などの基本的な統計解析から、分散分析・重回帰分析、因子分析,そして構造方程式モデル,混合分布モデルといった、心理学でよく用いられる多変量解析が可能です。また、級内相関係数や階層線形モデル,マルチレベルSEMなどの、マルチレベル分析も実行できます。

HADはMicrosoft ExcelのVBAで動いています。Excelのバージョンは2010以降で動作の確認をしています。Macでは、Excel for Mac 2016以降で動作を確認しています。 ※ただし、計算速度や動作の安定性はWindowsで動かしたほうよいです。できればWindowsでお使いください。

・HADについての簡単な解説はこちらをどうぞ。

・HADの機能一覧は、こちらからどうぞ。

・HADのダウンロードはこちらからどうぞ。

・HADについての質問はこちらからどうぞ。

 

なお、HADへのサポートページもあります。HAD開発や研究の資金にしようと思います。

 

HADのコンセプトとお勧めの使い方

・HADはExcelで動きます。 HADは、Excelで動くので、WindowsあるいはMacを利用している人なら誰でも使うことができます。卒論生が家でも自分で分析ができるのが利点です。統計学習ツールとしても利用可能です。ただし、VBAで動くため、HADは演算速度は早くありません。大規模データの処理や、シミュレーション研究には向きません。また、本格的に統計分析を学習・利用したい人は、Rなどのフリープログラムがオススメです。 なお,HADを大学の授業で用いたい場合は,こちらのページをご覧ください。

・HADは無償のプログラムです。 HADは、学生や若手研究者など、SPSSなどの商用ソフトが手に入らない人でも使えるようにと思って作りました。Excelさえ入っていれば、タダで使えます。今後も課金は考えていません。 ダウンロードは自由ですが、使用するときに報告していただけると清水が喜びます。第三者に提供することも自由です。ただし、著作権は放棄していません。また研究利用するときには文献を引用をしていただくようお願いします。詳しくは下記のライセンスをご覧ください。

・HADは自由なプログラムです。 HAD12.01から,オープンソースとなりました。HADのVBAプロジェクトにはパスワードがついていますが,これは分析時にVBAが起動しないようにするためのものです。パスワードは"simizu706"で解除できます。ソースコードを確認したい場合はVBAエディタから確認できます。HADのソースコードを変更しての使用・再配布は自由です。ご自身の統計の勉強のためにソースコードを確認し,また使用法に合わせて改変していただいて結構です。 ただし,再配布の場合はHADと同様にソースコードが閲覧可能なようにしてください。また変更箇所がわかるように公開してください。詳しくは下記のライセンスを参照してください。

・HADは無保証です。 HADの計算結果は、一応SPSSやSASと結果が一致することは確認しています。しかし、常に完全に信頼できるものとは限りません。研究報告の際に は、各自で信頼できるソフトウェアで再現できることを確認してからにしてください。清水はHADの利用によって生じるいかなる損失についても,責任負いませんので,ご注意ください。ただ、計算結果が合わない場合は、清水まで報告いただけると非常に助か ります。できるだけ早めに対応するつもりです。

・HADの出力は、わかりやすさ重視です。 HADは結果の出力にグラフや表を載せています。初学者がわかりやすいだけではなく、研究者が試行錯誤しながら最適なモデルに到達するために使うのにも便利です。また、リサーチミーティング中にその場で分析結果をすぐに共有できます。ただし、出力するものは心理統計で必要とされるものに限っています。

・HADは随時更新します。 HADは清水が休日にコツコツ作っています。思いつきで機能が増えたり、分析手法が追加されたります。また、報告があればバグを修正します。できれば最新版をチェックしてから利用してもらえると助かります。

 

著作権(ライセンス)・免責など 【2016年3月31日時点】

  • HADシリーズの著作権は清水裕士が所有します。
  • HADはGPLv2以降のライセンスに基づいています。
  • HADは無保証です。HADを使用することによって生じる、いかなる直接的・間接的損害についても清水はその責任を負いません。
  • HAD内のコードを複写・変更して,新しいプログラムを作り,使用することは自由です。またコードを複写・変更したプログラムを不特定多数に再配布しても構いません。
  • ただし再配布の場合は,著作権者である 清水裕士の名前とHADのサイトのURLの表記,そしてソースコードを閲覧可能とすること,変更箇所のソースコードの公開を義務とします。また,再配布したプログラムはHADと同様に,第三者への利用が自由(無償でなくてよい)であることを義務とします。
  • HADシリーズを用いて研究報告する場合は、以下の文献を引用してください。

    清水裕士 (2016 ). フリーの統計分析ソフトHAD:機能の紹介と統計学習・教育,研究実践における利用方法の提案  メディア・情報・コミュニケーション研究, 1, 59-73.

  • 英語の場合 Shimizu, H. (2016). An introduction to the statistical free software HAD: Suggestions to improve teaching, learning and practice data analysis. Journal of Media, Information and Communication, 1, 59-73.

HADのメインページに戻る

 

This entry was posted in HAD, その他. Bookmark the permalink.