グループダイナミックス学会のワークショップの準備をしています。
今回は話題提供者として参加します。詳細はまた学会前に。
こうやって研究のことを考え始めると、徐々にエンジンがかかってきました。
オースティンの「言語と行為」を読み返してみると、やっぱいいこと言ってるなぁと熱中してみる。
これはちゃんと考え直したほうがいいな。
非常勤もやって、明日はゼミ。ああ、日常だなぁ。
ワークショップ関係で、結構重要かなと思ったことがあったのでメモ。
価値の問題を考えるとき、連続線上にあるものとして捉えるとまずいんじゃないか、ということ。
価値ってのは基本的に01(二値)の構造になっている。適切か不適切か、幸せか不幸か。
これを「だいたいこれぐらいは適切」というように連続的に捉えてしまうと、価値の価値たるゆえんがなくなってしまう気がする。まだ気がするだけ。
二値構造だからこそ、シンプルだし、そのぶん切れ味がある。切れ味がよすぎて人の存在をも切り裂いてしまうほどに。連続的だと傷つかないけど、居場所が不安定で、耐えられないのではないか。
科学がある種、没価値的なイメージがあるのはこのせいではないか?
なんでもかんでも連続的な数値にして心理学をしてしまうことは、こういった特徴を捉えきれないのではないか、と思ってみた。なんだか言い古されたような感想だけど、僕としてはかなり新しい感覚がある。
これを学会までには、もう少しきれいな言葉で表現できるようにしたい。