沖縄国際大学で行われた,日本社会心理学会54回大会に行ってきました。
発表は,「日本における間接的サポート要求(1)」というタイトルで行いました。なお,広大教育学部の平川真君との共同研究です。
間接的要求(直接に要求意図を伝えない要求)には文化差があることが指摘されていますが,それはなぜなのかを説明する新しい仮説を提案しました。詳しいロジックは省きますが,間接的要求の利用についてこれまで説明されてきた「間接的に要求することで強制力を弱め,相手に配慮するため」というものではなく,「直接的に言わずとも自分を助けてくれる,「いい友人」かどうかを査定するため」というものです。二つの研究で,その仮説を支持する結果を得ました。次は文化比較データを取る予定です。
あと,今回は広報委員として,会員の皆さんにiPadを持ってアンケートしまくる,という仕事をしてました。回答いただけたみなさま,ご協力いただきありがとうございます。おかげさまで,132人の会員の方からご意見をいただきました。この結果は,200号会報で報告させていただきます。
ほかにもいろんな人とお話ししましたが,実り多い学会になったように思います。疲れましたが。
次は中四国心理学会に参加予定です。