階層ベイズと自由エネルギー

先日、広島ベイズ塾の春合宿がありました。

そこで発表した、「階層ベイズと自由エネルギー」の資料をアップしました。

自由エネルギーというのは、負の対数周辺尤度のことで、ベイズファクターの計算で使う周辺尤度を対数とって‐1をかけたものです。

スライド内容を要約すると、

1.モデル評価には2種類ある。AICとBICは見てるところが違うよ。

2.階層ベイズではWAICはどういう予測をするかで値が変わるが、自由エネルギーは変わらないよ。

3.心理学では自由エネルギーのほうが知りたい値かもしれないね。

の3点です。

 

 

2年ぐらい前に、HijiyamaRで階層ベイズとWAICについて発表したものがありますが、それの続きになります。

ただ、内容的には松浦健太郎さんのブログ記事、「階層ベイズモデルとWAIC」のほうが断然わかりやすいので、こちらを先に見てもらったほうがいいかもしれません。一応、上のスライドだけみてもわかるようにはなってると思います。

想定読者はこれから統計モデリングを使っていこうとしている心理学者ですが、心理学以外の人にもわかる内容ですのでよかったら見てみてください。

あと、数学的なところ、自信がないので間違えていたらご指摘いただけると助かります。

スライドは図を張り付けてしまってるので、コードのコピペができません。なので、コードだけを下に貼っています。こちらもあわせてどうぞ。

model0.stan

 

model1.stan

 

model2.stan

 

model3.stan

Rコード

 

 

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