2022年振り返り

2022年ももうすぐ終わりますね。

今年度は特別研究期間でして、1年間授業負担がない・・・はずなんですが、ゼミを開講したこと、院ゼミが相変わらずあることから、あまり負担は変わらなかったような・・・。いや、でもテストとか入試の業務がないことを考えると、「僕の本当の特別研究期間は1~3月だ!」といえんこともない。ラストスパートがんばります。

とはいえ、研究めいたことができなかったかといえば、そうでもなくて。去年からずっと考えている心理測定の理論について、自分なりに一つ達成しました。ざっくりいうと、心理測定の公理系作りました。定理も証明してみたり。いやー楽しいなー。これでようやく「あ、自分は数理社会心理学やってるな」と思えるようになったかな、という感じです。その成果の一部は犬会で来年話すのと、3月の数理社会学会で発表しようかなーと思ってます。こういう話をできる社会心理学の場がないのがちょっと辛いなとは思いつつ・・。

あ、そうそう。それに関連して、まだ公には話してなかったですが、数理心理学研究会をDiscord上に立ち上げました。しかしすでに60人もいます。ただの発起人なだけで、僕がなにか引っ張ろうとは思ってないんですが、数理心理に興味がある人が数理的な手法とか数学的な問題について相談しあえる会になるといいなと思ってます。「え、何それおもしろそう」という人は、清水までTwitterのDMください。

それ以外の自分なりの研究上のチャレンジとしては、行動経済学会で口頭発表しました。発表を聞いていただいた方からはポジティブなフィードバックをもらったと(主観的には)思ってて、それなりに手ごたえありました。よかった。心理学系の学会と違い、フルペーパー書いて、それを読んだ指定討論者からのコメントもつくという社会科学系の雰囲気ははじめてで、楽しかったです。誰かがしっかり論文読んでくれているというのはいいですね。心理学もそういう場があってもいいかもなと思いました。

研究以外の経験としては、人生ではじめて救急車で運ばれました。結果的には尿路結石ということで命に別状はなかったんですが。院ゼミ中に痛みがでてきて、そのまま運ばれたので院生には多大なご迷惑を・・・。 でも院ゼミ中で助かりました。今年は後厄なんですが、ラストスパート決めてきましたねー。

来年はどんな年になりますかね。まだ特研期間なので、もう少し溜まってる仕事を片付けつつ、来年度いいスタートが切れるようにがんばりたい・・のですが、来年度から学内の重役についてしまうことが確定したり、プライベート上の調整も必要になってきたりと、ちょっと研究できる時間がとれるかなーと今から心配。留学生以外ではじめて外部から院生が入学してくれるというのもあって、僕にとっても新しい経験が得られそうなので、楽しんでやっていければいいかなとは思います。

論文化しないといけないネタが複数あるうえに、今年の研究成果もアウトプットしないと。なんとか論文投稿できるようがんばります。

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