HAD17.30をアップしました。

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今回は、機能の追加ではなくて、今までの機能の改良を行いました。

  • 構造方程式モデルのアルゴリズムを改良し、これまで収束しなかったモデルも収束しやすくなった。
  • クラスター分析に最長距離法と、最短距離法を追加した。また、ユークリッド距離の何乗を分析に使うかを選択できるようになった。なお、デンドログラムの結果もそれに合わせて出力されるようになりました。

まず、SEMの機能ですが、共分散構造が正定値にならない場合になにやらごにょごにょとパラメータを工夫して正定値になるように頑張っていたんですが、そこをもう少しスマートな方法に変えました。ただ、やっぱり推定できないことは十分あります。

あと、外生変数の分散の推定をやめるとより推定が安定するようになりました。もしSEMが推定されない、収束しない場合は外生変数を非確率変数とみなすと、モデルの規模が小さくなってうまく行きやすくなります。

また、いくつかバグを直しました。

  • 階層的重回帰分析で、Step5まで使うとその変数で重みづけた結果になる不具合を修正
  • あと細々とした修正

ユーザーの方で、不具合の報告をしていただいた方、また機能追加についてアドバイスを頂いた方々、ありがとうございました。

 

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